【カヌースラローム初心者向け】ジャパンカップ岡山大会で体験した成長と学び

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【カヌースラローム初心者向け】ジャパンカップ岡山大会で体験した成長と学び

毎年5月2週目の金曜日から日曜日に開催されるジャパンカップ岡山大会は、カヌースラロームとワイルドウォーターの2種類の競技が楽しめる大会です。全国各地から多くの選手が集まるこの大会は、初心者から上級者まで楽しめるレベル設定が魅力です。

ジャパンカップ岡山大会とは

岡山のジャパンカップはワイルドウォーターのジャパンカップ第2戦、全国ジュニアカヌースラローム岡山大会、たけべカップカヌースラローム大会、たけべカップカヌーワイルドウォーター大会が同時に開かれます。

この大会は、カヌースラロームとワイルドウォーターの2種類の競技が楽しめる。

ジャパンカップ岡山大会は、初心者から上級者まで楽しめるレベル設定になっています。たけべカップは初心者向けのゲートセットになっている上、川がしっかりとエディがあるので泳いでも近くのエディに入りやすい、レスキューなどのサポート体制も充実しているので、安心して参加することができます。初心者が選手になるための登竜門でもあります。参加にあたり不安な気持ちがあっても参加するとレベルアップするので思い切って参加するのがおすすめです。初心者でおすすめな草レースは毎年6月2周目の土曜日に長野県安曇野市で行われるにじますカップです。

ジャパンカップとは

日本各地のコースを転戦します。令和6年は岡山県、青森県、岩手県、山口県の4戦になります。順位によってポイントが付いてランキングが決まります。

カヌー競技について

カヌースラローム:川の流れの中に設置されたゲートを順番通りに通過する競技です。1秒1ポイント、1接触2ポイント、不通過50ポイントの加点方式で、合計ポイント数が少ない方が勝です。

ワイルドウォーター:川をいかに早く下ることができるかを競う競技です。バランスを犠牲にしてスピードが出るように設計されたカヌーを使用し、曲がるためには繊細な艇操作が必要です。流れを読んで艇をコントロールしながら漕ぐとタイムが上がりやすい。200mほどの短い距離を競うスプリントと30分以内で漕ぎ切るコースのクラシカルの2種類がある。たけべカップはスプリントで優勝タイムは32.53。JCは1500mのコースで優勝タイムは6:14.73でした。

カヌースラロームとワイルドウォーターについてはかわいいカヌークラブで楽しめるカヌーとはで紹介しています。

カヌーが上手くなるバレットジャーナル

かわいいカヌークラブでは行きの車内でバレットジャーナルを教えました。上手い選手になるだけが目的ではなく社会に出て通用するスキルも学ばせたい。今回は「大会に参加して最大限に成長するには?」をテーマにして、タイムや順位の目標設定とそのために何をする必要があるのか?練習日からどういった練習をしたら良いのか?本人に内容を書き出してもらった。試合の前日は宿でゲートセットを見てどのゲートでどうやって漕ぐのかも本人が考えたことを書き出してもらった。日頃の練習?もあって想像以上の良い結果になった。

バレットジャーナルのやり方はYouTubeで基本的なやり方を一緒に見てカヌー用にアレンジしたものを教えました。

参加するための5か条

岡山JCに参加するなら必須の5か条‼️

☑各都道府県カヌー協会を通して日本カヌー連盟賛助会員A登録をしている。
☑各都道府県カヌー協会の会長の承認を得ている。→大会にエントリーすると事務局で許可を出します。
☑申し込み期間内に申し込む。→これが意外とうっかりしてしまうことがある。
☑それなりの流れの中で漕ぎ下れる人。→できればエディに入れて波の中を渡れると良い。→けど、案外それが難しいし最初は恐い。
☑カヌーの検査を受けて通過する必要がある。使うことができるライフジャケットやヘルメットについてはこちら無駄な買い物をしないように気をつけて

日本カヌー連盟賛助会員A登録

日本カヌー連盟の公式戦に出る場合には各都道府県カヌー協会を通じて日本カヌー連盟賛助会員A登録をします。この登録をするために試験があるわけではないので安心してください。各都道府県協会によって金額は変わる場合があります。山梨県カヌー協会で登録する場合には5,000円になります。令和7年度から日本カヌー連盟の登録費の値上げにより価格の変更があります。

所属都道府県カヌー協会の会長の承認

申込みをする場合には所属都道府県カヌー協会の会長の承認が必要です。最近のスラロームとワイルドウォーターでは先にウェブで大会の申込みをすると開催県から選手登録の確認の通知が来て会長の承認を得ることで参加できます。

大会エントリーについて

申し込み期間内に申し込む。エントリーの期日があるので期限内に申し込む必要があります。かわいいカヌークラブではまとめて振り込むことをしているのでクラブ内で予め期限を決めて出場するのか意思表示をして各自でエントリーの上コーチに連絡をします。

カヌーのレベル

それなりの流れの中で漕ぎ下れる人。どのレベルだったら良いのか?この判断がけっこう難しいです。私はとりあえず出るのがいいよ!派ですが、慎重な人や怖がりな人は川が苦手になってしまう場合があります。こういった場合には生きれるかどうかです。落ちても脱れればカヌーやパドルを流してしまってもレスキューや試合を見ている人が助けてくれたりします。可能ならカヌーを返して乗り口を上に向けたらカヌーの中にパドルを入れてカヌーをビート板にして泳げれば最高です。流される時には足を川下に向けてラッコのように流されて、流れが落ち着いてきたらカヌーをビート板にしてバタ足です。夏にはこの辺の練習を川でした方がいいですね。

カヌーの検定

カヌーの検査を受けて通過する必要がある。使うことができるライフジャケットやヘルメットについてはこちら

長さ及び幅
全てのタイプのK1:長さ3.50m以上、巾0.60m以上
全てのタイプのC1:長さ3.50m以上、巾0.60m以上
全てのタイプのC2:長さ4.10m以上、巾0.75m以上
最低重量(計量時は水を完全に取り除いておく事。)
全てのタイプのK1、C1:9 kg
全てのタイプのC2:15 kg
全ての艇は両端の最小半径が真上から見て2cm、真横から見て1cmであること。
全ての艇において舵(ラダー)は禁止される。船体からの突起物はすべて船体
と一体成型されていなければならず、20mm以下の高さで、幅は8mm以上、外縁部
のエッジの半径は4mm以上の事。

日本カヌー連盟HP

ライフジャケットやヘルメットはカヌー競技専用のものを使用しなければいけません。ブログにまとめたのでこちらを参照してください。

大会の様子

たまたま車を駐めた隣がカヌーポロもやっている愛知県のチームで仲良くしてくれました。月末に愛知のカヌーポロの大会に出ることも決まっていたし、どうやら昨年うちのチームも戦ったらしい。4月のクラフトパークで行われた大会にも来てくれていてここでも試合をやっているとのことでした。K君とも仲良くしてくれてありがたい限りです。

よりいカップでお会いした親子や千葉県知事杯でたまたま車がお隣になった親子とお会いしてお喋りしました。ロールの動画を参考にしてできるようになりました!とか報告も頂いてロール教室のお客さん減っちゃうよなぁ。と複雑な気持ちです笑それでも、あんな動画でできるようになってくれたら嬉しい限りです。

初心者がレースに出る場合には川を下りながら通れるゲートだけ通るなんてこともOK!最初は皆そんな感じです。毎年、不通過を減らしていくのが大事です。K君はと言うと前日の練習をしっかりやって、夜に練習動画を見て本番では何をするのか?しっかりと決めた。その御蔭で良いレースができました。コーチがこうしなさい!というのは一切ない。パソコンを持っていって動画を大きい画面で見れる環境を作って一緒に見ながらここはどうだった?ここで1秒縮めるにはどうしたらいい?など聞く程度。朝の社内でバレットジャーナルにカヌーのことを書く要素を加えたノートを作成したのでそれに考えたことを全て書かせたのみ。たけべカップでは小学生の部でまさかの優勝。ジャパンカップの小学生の部で1秒差の2位でした。

参加者の中にはK君とちょうどレベルが同じ位の同級生が居て競い合っていた。今後も各大会で競い合ってお互いに成長していったら嬉しいです。

岡山JCの日程

◯木曜日

18時仕事終わり合流して艇積。19時頃に山梨出発。車は2シート目3シート目の背もたれを倒して寝るモードにしておく。限界が来たら寝る。この辺はかわいいカヌークラブの遠征で子供達の仕事です。

◯金曜日

朝ご飯は卵かけご飯専門店かめっちです。奥様に教えてもらってから毎年のようにここです。9時からOPENでだいたい朝7~8時頃に到着するのでここの近所の公園で遊びます。今回はK君に今からできる最高の結果を出すには?を書いてと言い放ちランニングして滑り台を堪能してました。

~12時までゲートセット。1時~3時半までがスラロームの公式練習です。スラロームの公式練習では周りの選手を見てお互いに合図を出しながら練習をします。あまりもたついていると結構迷惑ではあるのですが、最初のうちはそういうのあるよね^^と皆わかってくれます。

夜は近所のスーパーでご飯を買って公民館へ行ってご飯を食べます。8個入りのお味噌汁を買って分けました。こういう時のお味噌汁は格別に美味い。それから、たけべ八幡温泉に入ります。過去にはいろんな選手と話し込んだ思い出が詰まっている場所でもあります。それから、コーチングを学ぶ出来事があった親子との一期一会もありました。

◯土曜日

7時半から受付をして開会式、監督会議と続きデモンストレーションを見ます。スラロームの試合ではこんな感じですよ!とカヌーを漕いでいるところを見ることができます。それを参考に川の流れは今日の水量だとこんな感じになるのかぁ。とかを確認します。

14時からジャパンカップの検定があります。ワイルドウォーターは全艇を検定します。スラロームは自主検定が必要です。ライフジャケットとヘルメットは事前に検査があります。

◯日曜日

ジャパンカップのスラロームは予選決勝方式です。予選で上位10名が決勝に上がります。予選の2本目で5名が決勝に上がります。16位以下の人は2本目の結果が成績になります。そうなると決勝に絡まない選手はなるべく温存したりゲートセットの感覚を1本目に確認する位がいいのかもしれません。

ワイルドウォーターはと言うと、今回はクラシカルなのでノンストップトレーニングと言って1本練習ができます。これをうっかり結構な速度で漕いでしまうと本番に疲れが出てしまいます。けっこうペース配分を間違えちゃいます。

大会が終わり17時半頃出発。スーパーに寄ってご飯を買います。車はシートを倒して寝るモードにする。 限界が来たら寝る。今回は4時半頃に艇庫に寄ってカヌーを下ろして帰宅。そのままひとっ風呂浴びて仕事へ行きます。結構過酷ですね。

掛かった金額

内約金額備考
宿泊費1,500/日公民館
スラロームエントリーJC8,000円2種目以上は半額
スラロームエントリーたけべカップ4,000円
ワイルドウォーターJC4,000円
ワイルドウォーターたけべカップ4,000円
ワイルドウォーターチームレース3,000円
食費3食1,500円位スーパーで買う
お風呂760円/中学生以上、400円/小学生
ガソリン代14,000円山梨県からの往復
高速代15,800円山梨県からの往復

まとめ

2005年に行われた岡山国体で整備されたカヌーのコースです。コーチの私もワイルドウォーターを始めたばかりで2004年のリハーサル大会からここの大会に参加しています。右も左もわからない状態で監督に連れてきてもらいました。コースとしてはそんな初心者でも漕げるコースです。冬の間にしっかり練習をしていると安心して漕げます。カヌーは経験したことないの連続です。始めての川だと不安が込み上げてきて泣きそうになることがあります。でも、今までも数多くの挑戦をしてできるようになってきたことを数え自信を胸に参加してほしい大会です。

この大会を乗り越えて、閉会式ではちょっとたくましくなったお子さんの姿になっています。

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