カヌー、カヤックラックの製作

カヌー、カヤックラックの製作

カヤックのラックを自作しました。
カヤックは物が大きいだけに置き場問題で悩む人も多いかと思います。
どこかの誰かのお役に立てれたらと思い製作過程を書いていきます。

かわいいカヌークラブはどんなクラブ?

そもそも私達の環境はどんなカヌークラブかと言うと。
山梨県の富士川を主に練習場所としてカヌースラロームとワイルドウォーター、カヌーポロの競技の練習をしています。
昭和61年に開かれたかいじ国体の会場付近に倉庫がありその中に平成初期に作られたであろう4mのスラローム艇や何度も壊れて直して最終的に壊れたままのワイルド艇が十数艇ありました。
スラローム艇も割れているものも多く直してまで乗るのか?と疑問に思うものがあります。
これらのカヌーが置かれている倉庫の広さは奥行3.6m横5.2m。
私が競技を始めて10年位は私しかいないしぼろいカヌーはジェンガ方式で置いておきました。
使いたいカヌーがあれば下から掘り出すような感じで普段使うカヌーは取り出しやすい所に。
ありがたいことに縁あって一緒にカヌーをやる人が増えてきて倉庫の整理をすることになりました。
いらないものもいっぱい出てきていろんな物をゴミとして出して、広い倉庫が手に入ったのが2016年。
その秋位まで同じようにジェンガ方式でカヌーを積み上げていたが長年欲しかったカヌーラックの自作にようやく手を付けた。

何を置くかしっかり見定める

カヤックラックの製作にまず必要なことはカヤックがどれくらいの大きさかしっかり把握すること。
案外これはわかっているようであまりわかっていないことが多い。
スラローム艇の昔の基準は4m以上。
今は3.5m以上。
ワイルドウォーター艇は4.5m以内。
幅はそれぞれ60cmとルール上決まっている。
これで倉庫の広さと収めたいカヌーの大きさがわかってきた。
この辺でいろいろと気付いてきたがよく倉庫を見ると鉄の柱にコンパネがはめ込んであった。
このコンパネが1.8mあって規格化されていることに気づいた。
その辺は本当にDIY初心者もいい所。
奥行きが3.6mあればそのまま真っ直ぐスラ艇が出し入れ出来て便利なのもこの辺で気付く。
横幅5.4mの内ワイルド艇4.5mを引いて90cm。。。
スラロームを置くのに棚の幅も含めて90cmだとちょっと不安な気持ちもある。
それでも、スラ艇自体は薄いから前後を交互にして立てたらかなりの省スペースになるイメージが持てた。

艇庫内のスペース設計

何でラックを作ろうか?

この辺まで来て単管パイプか木で作るか問題も出てきた!
結論から言うと木で作りました。
木で作るメリットは
・加工がしやすい
・安い
・軽い
・軟らかい   ←これが意外に大事!

デメリットは
・強度が不安
・湿気などで耐久年数が不安
・素人に作れるか不安

とにかく不安でしかなかった(笑)

単管パイプで作る場合のメリット、デメリットも考えてみました。
メリット
・丈夫
・ボルトを締めるだけで作れる
・いらなくなったら鉄くずやに売れる

デメリット
・高い
・クランプで90度にしか固定できない
・角度をつけるために自在クランプを使うと費用が多くかかる
・硬い
・好きな長さに切るだけで費用がかかる
・失敗したら痛手

設計を練って各部品を切ってもらって違った時のダメージがでかいので木にしました。
狭い空間だから頭やカヌーをぶつけることもたまにありこれは木の方が良かった点。

世の中のカヌーラック

次にやったのは先人の知恵を借りること。
カヤック カヌー ラック kayak canoe rack
などの用語を検索してみるとやはり皆さん作られている!
海外の方のラックを見るのも面白い。

大まかにどんな形をしているのかと言うと
王タイプ ヨタイプ Aタイプ 田タイプ
勝手に名前を付けたけどこんな形のラックが見つかった。
スペースがあるなら田タイプが一番丈夫で良さそうですけどね!
王タイプのいい所は出し入れがしやすい。
Aタイプは簡単に作れる。

最終的に場所の問題から
省スペースで取り出しやすいヨタイプにしました。

参考にしたのはこちらのブログから
PADDLER’S LOGBOOK

カナディアンカヌー4艇とファルトボート1艇を乗せられるラック!
かっこいいし丈夫そう!

イメージはこんなのを作るようにしたい。

次回はカヌー、カヤックラックの設計図作り。

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