かわいいカヌークラブのコーチとして、日頃から多くのメンバーさんとLINEでやり取りをしています。 文字だけのやり取りでは、相手の表情や声のトーンが分からず、誤解が生じてしまうことがありますよね。 今回は、そんなLINEでのコミュニケーションを円滑にするためのヒントを、コーチングの視点も交えながらご紹介します。
なぜLINEでのコミュニケーションが難しいのか？
LINEは手軽に連絡が取れる便利なツールですが、同時に誤解を生みやすい側面も持っています。 それは、非言語情報と呼ばれる、表情や声のトーン、身振り手振りといった情報が欠けてしまうからです。 これらの情報は、コミュニケーションにおいて非常に大きな役割を果たしており、それが欠けることで、意図したことが正しく伝わらない、あるいは、相手を傷つけてしまう可能性があります。
コーチングの視点から見たLINEコミュニケーション
コーチングでは、クライアント（ここでは、カヌーのメンバーさん）の成長を促すために、傾聴や共感といったコミュニケーションスキルが重要です。 LINEでのコーチングにおいても、これらのスキルは不可欠です。 しかし、文字だけのやり取りでは、相手の気持ちに寄り添い、深い理解を得ることが難しくなります。
LINEで嫌な思いをしないための3つのポイント
言葉の選び方
具体的に伝える: 抽象的な言葉ではなく、具体的な言葉を使うことで、誤解を防ぐことができます。 例：「今日は楽しかった」→「今日の練習で、あの急流をクリアできたのが嬉しかった！」
「〜だと思う」ではなく「〜と感じた」を使う: 自分の主観的な意見であることを明確にすることで、相手を責めるような印象を与えません。
「〜すべき」ではなく「〜してみませんか？」と提案する: 命令形ではなく、提案形を使うことで、相手が主体的に行動できるように促します。
絵文字やスタンプを活用: 文字だけでは伝わりにくいニュアンスを補うことができます。
否定的な言葉は避ける: 相手のやる気を削いでしまう可能性があります。 例：「ダメだ」→「もう少し練習してみようか」
返信のタイミング
すぐに返信できない場合は、その旨を伝える: 相手への配慮を示しましょう。
まとめて返信するのではなく、こまめに返信する: 相手の質問に放置されているような印象を与えないようにしましょう。
相手の状況を考慮する
プライベートな時間帯は避ける: 仕事中や就寝中など、相手が忙しい時間帯に連絡するのは避けましょう。送信ボタンを長押しするとミュートメッセージを送ることが出来ます。設定方法はこちら。
緊急性の有無を伝える: 緊急性の高い場合は、その旨を最初に伝えましょう。
コーチとして心がけていること
- 相手の話を最後まで聞く: 相手が話している途中でお喋りをしたくなります。そこをグッと我慢して子供の言いたいことを最後まで聞き、理解しようと努めています。
- 共感する: 相手の気持ちに共感し、それを言葉で伝えます。子供が相手だとすべてを聞いた上で何を言っているのかわからないこともあります笑 そんな時には素直になるほど！わからん！と伝えます☺️
- 質問をする: 相手の考えを引き出し、深掘りしていくために、質問を投げかけます。物事をよく理解している子供は質問してもしっかり答えられます。こちらが教えるよりも質問をする方が理解の深さを確認できます。
- フィードバックを与える: 相手の行動や発言に対して、具体的なフィードバックを与えます。
- 信頼関係を築く: 相手に信頼されるような関係を築くことが、効果的なコーチングにつながります。
まとめ
LINEでのコミュニケーションは、言葉の選び方一つで、相手との関係が大きく変わります。 コーチングの視点から、より効果的なコミュニケーションが可能になるポイントをお伝えしました。 これらのポイントを参考に、メンバーさんとのLINEでのやり取りをより円滑にしていきましょう。
【その他】
- グループLINEでの注意点: グループLINEでは、個人への直接的な批判や、特定のメンバーを仲間外れにするような発言は避けましょう。
- 緊急時の連絡: 緊急時には、LINEだけでなく、電話など、より確実な手段で連絡を取り合うことも大切です。
- 定期的な振り返り: 定期的にメンバーさんとのコミュニケーションについて振り返り、改善点を見つけていきましょう。
【読者への質問】
- LINEでのコミュニケーションで、どんなことで困っていますか？
- どんなことに注意すれば、より良いコミュニケーションが図れると思いますか？
読者の皆さんからのコメントをお待ちしております。 一緒に、より良いカヌークラブを作っていきましょう！