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かわいいカヌークラブのコーチです。
山梨県富士川クラフトパークで開催される日本カヌーポロ選手権に参加しました。
かわいいカヌークラブの開催地なのに地元のチームではカヌーポロができる人が足りません。せっかく目の前で大会をやるならとなんとか参加したいです。もちろんどこからもお声がかかりません。関西の卍チームに聞いたら丁重にお断りされました。神奈川のNOKSさんに聞いたところしんどい時にだけでるならという条件でなんとか入れてもらえました。
試合の合間に身延高校の後輩で日本代表の堀内選手と遊んでもらいました。堀内選手の紹介と共にこの時の
高校時代の堀内選手
堀内選手は身延高校で4歳年下な気がします。堀内選手が2年生になった時にカヌー部でたった一人だけになってしまいました。この時に堀内選手はスラロームの大会にも出てました。一人じゃなかなか練習ができないこともあって暇な時にはカヌーを教えに行ってました。
やると言っても二人だけなのでほとんど1対1をひたすらやったのが印象に残っています。
1対1は私も2歳年上の笠井さんに1対1をひたすらやってもらいました。神奈川の丹沢湖での大会で佐倉インヴァースのあきらさんにも教えてもらいました。
1対1はプレッシャーに慣れるために必要な練習です。ボールを保持している最中に相手がガツガツ漕いでカヌーにぶつかってくると焦ります。このガツガツくる相手に冷静に対処することで視野を広くでき、ボールキープしながら的確なパスをすることができます。私はこの1対1でボールを取ったり取られたりが楽しかったです。
今でも堀内選手から聞くのは1対1の記憶ばかり笑
もう一つ思い出すのは2月に裸ライジャケでダッシュ練をした記憶。。。あれは、ものすごく寒かった。10本やったところでお腹痛くなってやめたもん笑
確かに、寒けりゃ漕げばいいじゃん!と言ってたけど2月に裸ライジャケはダメ絶対!
のちのち知った性格
堀内選手が高校生の当時はあまり口数が多くなかったから知らなかったけど相当の負けず嫌いです。高校時代には一つ下の世代が2年生からカヌー部に入る人が増えて3年の夏には大会に参加できた。
どこか古いパソコンにこの時の動画がありそうな気もするけど見つけられる気がしない。大会では部員の4人が1年しかカヌーをやっていなかったのもありなかなか勝てなかったのかもしれない。詳しい大会の結果は何一つ覚えてない。
高校3年の時にはU-21の合宿に他のメンバーがカーボンのカヌーに乗っている中、一人エスキモーで参加していました。さらにゴムチューブで抵抗を付けながら練習をしていた。
この時には堀内がカヌーポロをやりに大学へ進学するとは思ってもいなかった。大学へ進んで2年が経った頃この負けず嫌いを体験することになった。
大学2年の堀内選手
高校生の頃には1対1でボカスカやっていて、なんで佐川さんからボールが取れないのか?なんで佐川さんにボールを取られてしまうのか?わからないと言っていた堀内選手。
それが、2年位経って久しぶりに1対1を楽しんだ時には立場が逆転した。圧倒的なパワーで漕ぎ押され余裕が全然ない。
U-21日本代表として世界を経験し戦ってきたこともあるが、その後のU-21日本代表と何人か練習をする機会があったがこれほどプレッシャーをかけられたことはない。
カヌーの下を軽々取られブルドーザーのように運ばれる。65キロ+カヌー13キロを載せて真ん中からゴールまで一直線。
かつて、腕漕ぎは疲れるからこんな漕ぎ方にしたら疲れづらくなるよ!なんて教えたことがある。しかし、久しぶりに会った時の言葉に驚かされた!「佐川さんが漕ぎ方を教えてくれたので疲れない腕を作りました(*´ω`*)」と、にこやかに太もものような腕を見せてくれた。
そうか!こいつも頭のネジが外れたカヌーの人なんだな!と妙に納得した。
おちゃめな堀内選手
毎年4月に行われる関東カヌーポロリーグ第1戦。私は年に1度はカヌーポロをやりたいので、堀内選手が大学2年生のこの年も身延高校に混ざって参加した。
役割は一番後ろのまとめ役みたいなことをやります。お昼休憩中に階段の一番上でのんびりしていたところ駿大の水色のジャージを着た男の人に挟まれた。
「カヌーポロで大学進学とか考えてない?」日本カヌーポロ選手権大会でMVPをとった木村選手だ。
「うちの大学は楽しいよ!」木村選手の相棒でいつもにこやかな柳選手。
「ちょっと大学進学は考えてないです。すいません。」遠くで笑いを我慢している堀内を確認しながら高校生のふりをする24歳の私。
しばらく高校生のふりを続けてパンフレットも頂いてようやく堀内が笑い出した。高校生に混じってやってるし童顔なのをいいことに後輩をけしかけて先輩をいじりに来る。おちゃめが過ぎるかわいい堀内選手。
大学4年の堀内選手
合宿に来ました~。と後輩を連れて来た堀内選手。1年生のノブ君を連れて来た。ノブ君は大学1年生だけどかなり漕げます。
私はクラフトパークに務めるようになった頃です。高校生には物凄く嫌われている練習メニューの永久ダッシュをやりに来た。とにかくその時の全力を出したまま漕ぎ続けようというコンセプトの永久ダッシュ。
19歳なのに同じくらいのスピードで漕ぎ続けてついて来る。堀内選手が後輩を連れてきてくれるから駿台カヌー部のOBOGはみんな仲良くしてくれる。
今、かわいいカヌークラブの子供達が佐倉インヴァースの方々にカヌーを教えてもらったりできるのは堀内選手の人徳があるからだと思う。
今の堀内選手
いやね、僕もそれなりにカヌーできると思っていたんですよ。そりゃワイルドウォーターで日本国内で3位になったこともありますし。
いやいやまぁちょっと位は漕げる方かなぁなんて思いつつ、子供ができて練習量も減って腕は細くなるし体重もかってに落ちていってる今日このごろ。
そうは言ってもまぁカヌークラブのコーチをやっていますし、若い子が入ってきても親や子供達が全員でかかってきても無双しますよ!
それでね。大会の合間に久しぶりに1対1をやろうよ!なんて話になったんですよ。
たぶん、なんやかんや1対1をやるのは10年ぶりなのかもしれない。
わくわくしながらやったんですよ!
プールの隅でね。
そしたら、ほんともう!
1秒でボールは相手に渡る笑
カヌーポロって強い人と1対1をやると恐くなったりするんですよ!
落ちそうになったり運ばれたり。
そんなの一切なかった。
逆にノンプレッシャー笑
初めの一漕ぎで先端を沈めて気づいたら私は堀内の膝の上に乗っている。
これ、スクォートボートじゃないよ?と教えてあげてほしい。
ほんとそれくらい沈めてくるんですよ!バウを!
その後、攻守を交代してボールを取る側に回ったけど子供を相手にするように遊ばれて終わった笑
堀内選手の影響
身延高校でカヌーの選手を続けているのが私と堀内選手のみ。
堀内選手の活躍や子供達の接し方には見習うことばかり。
自分はと言うと想像以上に動けなくなっていてベンチプル、ベンチプレスを始めました!