小学校5年生、小学校3年生がカヌースラローム揖斐川カップに挑戦

小学校5年生、小学校3年生がカヌースラローム揖斐川カップに挑戦

山梨県の富士川やクラフトパークカヌー場でダウンリバー、スラローム、ワイルドウォーター、カヌーポロなどカヌーで遊びまくっているかわいいカヌークラブ。
今回はそのかわいいカヌークラブの中でも遊び熱心な小学校5年生と小学校3年生の二人が岐阜県揖斐川郡揖斐川町の揖斐川特設カヌー競技場で開かれた第9回揖斐川カップに参加してきました。
小学校5年生が参加して記事を書いてくれたのでお楽しみください。

揖斐川カップ、カヌーワイルドウォーターに挑戦

2021/12/4,5に、岐阜県でカヌーの揖斐川カップという大会に出場しました。
ワイルドは子供の部が無く、大人の部に出場しました。
漕ぐ前は最後の落ち込みで落ちないか心配していました。
漕いでいるときは次落ちるかもしれないとドキドキしていましたが、漕ぎ終わった時はむしろ最後の落ち込みが一番楽しかったと、ワクワクしていました。

カヌースラロームに挑戦!

スラはワイルドのあとだったので早く試合が早く始まらないかなぁと思っていました。
スラの一次予選は少しドキドキしていました。
理由は、周りに速そうな選手がたくさんいたからです。
友達も出ていました。
精進湖で知り合った斎藤君や、富士川の練習の時来てくれたしゅん君です。
結果は7位でとても嬉しかったです。
本当はそのまま決勝に行けていたのですが、編集ミスで二次予選にも行ってしまいました。
結果はあまり良くなかったです。
コーチは「力み過ぎてスピードは出るのにターンとかが出来ていなかった。」と言っていました。
編集ミスだったので決勝には行けました。
決勝はかなりドキドキしていました。
漕ぎ終わった時は気持ちがよかったのですが一つだけダウンゲートをアップゲートと勘違いしていたと知った時はとても悔しかったです。

大会の反省会

帰りの車ではコーチたちと反省会をしました。
できたことは、落ちなかったことです。
大きな波やこわいと思うほどたくさん漕いだことです。
できなかったことは、船を隠れていた岩にぶつけてしまったことです。
最初にもコーチが「川が違うと隠れている岩も違う」と言ったのですが漕いだ後にはその通りだと思いました。
次、出場する時は今回の反省を生かして川の流れをよく見て隠れている岩などを避けて進みたいです。
また、ゲートをくぐる時は次のゲートを考えて向きを変えたいです。
大会で感じたことを、ステータス表などを使って、これからは、ワイルドの長距離走や短距離走、スラのターン練習、も練習に加えたいです。
ライターはかわいいカヌークラブ 猪突猛進 (す)が担当しました。

カヌースラローム子供達の挑戦の様子

かわいいカヌークラブの大人達全員がカヌーワイルドウォーターに参加していたため、小学校5年生のワイルドウォーターは一切映像として残ってない。
小学生がワイルドウォーターでこれほどの川を漕ぎ下ることはすごく貴重な経験でどこかの誰かの後押しになったかもしれないけど、コーチ含め皆が楽しみたがりだからしょうがない笑
スラロームはかろうじて負担なく撮れた分だけ動画にまとめてみました。

そして、こっちは小学校3年生のカヌースラローム。
最年少だったそうです笑

コーチのあとがき

ここだけの話、カヌースラローム、カヌーワイルドウォーターに挑戦させるのはコーチとして凄く心配なんですよ。
カヌーポロは目の届く範囲にいますし、流れとかもないからしっかりとライフジャケットやヘルメットなどを着けれおけばそうそう怪我すらしない。
それは何をやっていても怪我などの危険のリスクは考えなければいけないのでカヌーポロだからとかスプリントだから安心などはどこにも存在しない。
揖斐川カップのお知らせをカヌークラブに回して、小学校5年生からワイルドウォーターとスラロームに出ます!と来た時には驚いた。
確かに、朝練を一緒にやったこともある。
練習と言ったら6月にやった朝練くらい。
小5とカヌーワイルドウォーターの朝練してきた
カヌークラブの冬の間の練習に少人数しか参加者がいない時に富士川をワイルドで下ったこともある。
でも、揖斐川と言ったらそこそこのウェーブも流れが複雑で最後の落ち込みが激むずのスラロームコースがある。
このコースをスピード特化のワイルドウォーターで漕ぎ下るのは正直言って無事を保証することはない・・・
何をやっていたって無事の保証なんかはないけど、その最上級に位置すると言ってもいい。
朝一で到着して準備をしてコーチ、平岩選手、最近始めた女の子、小学生の4人でとりあえず漕げたのは良かった。
皆で橋からだいたいのコースを説明しつつスタートへ。
私は先頭を引っ張ってい行く係で後ろの様子は時々振り返る程度。
幸い、水量が少なめで心配していた橋の上のウェーブはかなり小さくなっていた。
スラロームのコースを漕ぐ時には少し差を開けつつ下ってゴールで待っていると最後の落ち込みが団子になってしまっていて焦った。
それでもなんとか一本漕ぎ終わって本番へ。
コーチは4日前に親知らずの抜歯をしているのもあってツーリングのつもり。
楽しく漕げました。
下りながら泳いではいないか?周りを見ながら漕いでいったけど、女の子も小学生も無事にゴールしていて一安心。
いやね。子供は凄いスピードで成長していきます!
雨もしとしと降り出し、土曜日のスラロームの練習はのんびりとしつつ子供達は他の練習グループの様子を見に行ったら?と勧める。
過ごし方は自由!それが、かわいいカヌークラブのスタイル笑
練習時間も秋元コーチは小学校3年生を私は小学校5年生をのつもりだったが、小学校5年生はそこそこ漕げたから自由にさせた。
「お前は自分のことをなんとかしろ!任せた!」と言い残して泳いでしまった女の子を助けに行ったのはまた別のお話・・・
そんなこんなで無事にうちの子供達は練習を終え美味しい味噌煮込みうどんを食べました笑

子供達のスラロームは見ているのもドキドキ。
多くの親達が子供をこのカヌースラロームの世界へ連れ出してきているが、どれだけ上手くなったなぁと思っていても心配は尽きない。
小さなハプニングはあったが、二人共まずは無事に漕ぎ下ることができて安心。
小学校5年生は第1予選で7位に。
何位までが決勝へ行くのかコーチもわかっていなくて、発艇順に名前が入ってるから漕ぐんじゃない?なんてのんびりしている。
第2予選で気合入れまくっているせいか、至る所でミスが目立つ。
何位かわからないけどまぁだめだったなぁ。なんてお昼ごはんをのんびり食べていると呼び出し。
「かわいいカヌークラブの子供が本当は第1予選で決勝へ行けてたんだけど、こっちのミスで第2予選を漕がせてしまった。決勝には行ける。すいません。」的なことで、本人は決勝へ行けること、1本余分に漕げたことを凄く喜んでいた!
あ~、なんとかわいいカヌークラブの子供達らしい反応・・・笑
結果はどうあれ決勝で思いっきり漕ぐという自分で目標を決めて挑戦していった。
決勝でスタートをする後ろ姿を見て少し泣きそうになった。

小学校3年生の男の子は年長の冬にカヌーを始めてほとんど漕げないのにしょぼいながらも流れに連れて行って波を被ったりしたのが楽しくてカヌークラブに入った。
最初に富士川のたまたまその年に水たまりになっていた所で漕がせたところ全然楽しそうにしないのを思い出した笑
200m位波も立たない流れをゆっくり進んだけどそれも楽しくなくて砂遊びとか始めちゃって、ちょっと危険もあるけど本流行く?とかだったなぁ。
そんな子も回数を重ねて一人でもそこそこ漕げるようになったものの、カヌーを始めれば必ず訪れる沈。
ちょっと増水している富士川のダウンリバーだった。
はまったスプレーカバーがなかなか取れずに20秒位出てこれなくてトラウマができてしまった。
ロール練もやって上がるようになったり上がらなくなったりを繰り返す。
どうしてもこのトラウマが抜けないようだ。
一昨年だったか中学生の男の子と高校生の男の子と一緒に揖斐川合宿へ行ってきた。
この時は川へ飛び込んで遊んだり、できる範囲の流れをフェリーグライドしまくった。
100往復とかやったりしたけどスラロームコース前半にも挑戦したけどとてもやれなかった。
2年が経って冬にはスラロームの練習もしたけど、揖斐川のような緩急がしっかりしている所は富士川にはない。
流れが穏やかな所でのロール練では上手くできないこともあり、これができるようにならなきゃ安心して岡山のジャパンカップ(一番優しいスラロームコースがあるジャパンカップ)には連れていけないわぁ。なんて話し合いをすることもあった。
それでも、本人が今回、やりたいと言い出したのでやりたいと言い出したらやらせる主義のコーチとしては、ロールの可否なんてもういい!
寸前で恐くなったら棄権すればいいし漕ぎだしてから恐くなったら陸に上がったらいい。
最低ラインをそこに引いて連れて行くことにした。
大会へ行くと運営のてっぺい先生とお話しする機会があった。
て「佐川んとこの子供、小学校3年生で大丈夫なんか?」
佐「本人が出ますって言うから連れてきました。正直、わからんす。あとは本人がやりたいって言った時にやらせないと一生ここは漕げないと思います。」
て「確かになぁ。大きくなったらとか言って怖かったら無理せんでいいよぉ。って言い続けてるとどんどん恐怖がその子供の中で膨れ上がって挑戦せんくなるからなぁ。」
佐「来てみて練習してみてダメなら棄権すればいいし、レース中に恐くなったら対岸から降りて担いで下で漕ぎ出してもいいかと思ってます。失格になってもチャレンジしたことがいいじゃないですか。」
と言う会話もありつつレースを待っていました。
蓋を開けてみると結構漕げて本人なりにゲートを潜るように頑張っている。
次の番の子供がゲートを無視してダウンリバーする子供でコースオープンして待っている時間があり、釣られて通るゲートを無視して下っちゃうこともあったけどそれもOK!
心配していた落ち込みも予選2本とも無事に下れた。

カヌークラブをやって何年になったかわからないけど、色々と悩んだし苦しんだこともある。
楽しいばかりではなかった。
お金もかなりかかっている。
それでも、子供達がこうやってそれぞれのペースで育っていっていろんな子供達と繋がり成長が見れたらやってきて良かったなぁとしみじみ思った。
カヌーを通して子供達がそれぞれいろんな人と出会って成長していってくれたらこれほど田舎暮らしの最高の趣味はないなぁ笑

帰りは・・・

トリックオアトリートを楽しんで

ラーメン、うどんをちびまる子ちゃん見ながら食べて

帰りは爆睡zzz
お疲れさまでした。

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